新型コロナウイルスワクチンを大学のキャンパス内で学生や教職員らに接種する大学拠点接種が、大阪府吹田市の関西大学など17校で21日から実施されることになった。文部科学省が大学側の計画状況をまとめたもので、実施校に対して近隣住民らも受け入れるよう要請している。

 文科省によると、大学拠点接種は大学が接種場所と医療従事者を確保して学生や教職員らにワクチンを接種する。感染の拡大を防ぐために、地方自治体による接種と並行して実施し、ワクチン接種を加速させるのが狙い。
実施校は関西大学のほか、北海道医療大学、東北大学、学校法人慶應義塾、日本大学、日本体育大学、湘南工科大学、情報セキュリティ大学院大学、松本歯科大学、大阪大学、大阪経済法科大学、近畿大学、大和大学、神戸市看護大学、広島大学、徳島大学、長崎国際大学。

 各校とも学生や教職員を接種対象としているが、神戸市看護大学が神戸市外国語大学、徳島大学が鳴門教育大学、長崎国際大学が佐世保市立看護専門学校の学生、教職員を受け入れるほか、関西大学は大阪府吹田市の幼稚園、保育園の教職員、大阪大学は吹田市の小中学校教職員、日本体育大学は近隣住民約300人、広島大学は広島県東広島市の小中学校教職員、企業従業員を接種対象とした。東北大学、近畿大学、松本歯科大学も近隣住民や企業などへの接種拡大を検討している。

参考:【文部科学省】大学拠点接種(新型コロナウイルス感染症に関連した大学等におけるワクチン接種)について

大学ジャーナルオンライン編集部

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