株式会社ぐるなびと東京地下鉄株式会社が共同で運営する東京のおでかけサイト「レッツエンジョイ東京」が行った首都圏の大学の学園祭ナンバーワンを決めるコンテスト「学園祭グランプリ2016」で、お茶の水女子大学の学園祭「第67回 徽音祭」がグランプリを受賞した。
今回で8回目となる「学園祭グランプリ」は、過去最高の102キャンパスが参加。近年、留学生や訪日外国人が増加していることを背景に、今回から新たに留学生による企画部門や訪日外国人向けの企画部門などの部門賞も設立した。
審査方法は、各キャンパスの学園祭実行委員会から提出される学園祭の開催前と開催後に提出されるレポートをもとに、学園祭実行委員OB・OGや留学生を中心とした審査員が「地域コラボ賞」「ユニーク企画賞」「企業コラボ賞」「留学生企画賞」「グローバル企画賞」の5部門にわけて審査し、各部門賞とグランプリを決定。
グランプリを受賞したお茶の水女子大学の「第67回 徽音祭」の受賞のポイントは、日本舞踊演舞・裏千家茶道の茶会・食物栄養学科の名物料理といった、お茶の水女子大学ならではの特性を活かした「和」の企画や、アイドルダンスに代表されるクールジャパン文化を感じられる企画、また、留学生が積極的に学園祭に参加できている点など、5つの部門において全般的にOB・OG審査員・留学生審査員から高い評価があり、総合獲得点数が高くなったことがMVP受賞の大きな要因となった。
第2位は東京理科大学の「第四回東京理科大学葛飾地区理大祭」。プロジェクションマッピング・地元野菜・物産展・フリーマーケット・古本市など、葛飾区や企業と連携した企画が多数用意されたほか、体育館や講義塔の1フロア全体を使用した理系大学ならではの実験教室も子供連れのファミリーで賑わうなど、地域を巻き込んだ「町のお祭り」的な雰囲気が評価された。
第3位は東京大学の「第67回 駒場祭」。“10分で知ることができる東大の研究発表”やロボット操縦体験など、一般的には難しいと思われがちな内容を体験企画として気軽に参加できるようにしていた点が審査員から高く評価された。