電気通信大学は7月16日、東京都調布市調布ヶ丘のキャンパスで女子中高生向けイベントの「匠ガールプロジェクト2022『音楽を科学する』」を開催する。音楽に関する研究をしている教員の講演会や研究室での実験体験、先輩の匠ガールとの交流が予定されている。

 電気通信大学によると、イベントは3部構成。第1部では電気通信大学大学院情報理工学研究科の饗庭絵里子准教授、電気通信大学大学院情報理工学研究科の金森哉吏教授の講演と質疑応答がある。第2部はラボ体験。2つの研究室を実際に訪れ、ピアノ演奏実験と錯聴実験、ホルン演奏ロボットの吹鳴実験を体験、楽器演奏ロボットの実機を見学する。第3部は先輩匠ガールの饗庭研究室卒業生の矢野里璃佳さん、金森研究室博士前期課程2年の稲田理沙さんの講演と質疑応答が予定されている。

 定員は講演会、ラボ体験とも24人だが、オンライン視聴で1,000人を募集する。6月17日(金)10時より申し込み開始し、7月8日までにウエブサイトで受け付ける。参加は無料。定員に達し次第、締め切る。

 日本は長くものづくり大国といわれてきたが、理工系分野の女性比率は10%程度と低いままになっている。電気通信大学は日本から世界に通用する女性研究者、技術者を育てようと、匠ガールプロジェクトと題して女子中高生の理工系分野への進学支援を続けている。

参考:【電気通信大学男女共同参画・ダイバーシティ戦略推進室】【7月16日開催】講演会&ラボ体験「音楽を科学する」

電気通信大学

人類の持続的発展に貢献する知と技の創造と実践を目指し、総合的実践力のある高度な技術者、研究者を養成する

電気通信大学は1918(大正7)年に無線通信技術者の養成機関として創設された社団法人電信協会管理無線電信講習所がその起源です。理工系の分野において科学技術イノベーションを先導し知識基盤社会を支える高度人材の育成と輩出を目指します。[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。