山梨大学は山梨県甲府市武田の山梨大学大村智記念学術館大村記念ホールで千葉工業大学との包括的連携協定締結式を開き、両校の協力関係をスタートさせた。学術、産業の発展と新時代を築く人材の育成が目的で、工学関係を中心に共同研究なども進める。
山梨大学によると、締結式には山梨大学の島田眞路学長、千葉工業大学の瀬戸熊修理事長、松井孝典学長らが出席、協定書に署名した。島田学長は「今回の協定は社会が求める課題解決や山梨県をはじめとする地域の発展と科学技術の進展に寄与すると確信している」、松井学長は「私立大学、国立大学の枠にとらわれず、人材育成や教育研究を積極的に推進したい」と述べた。
山梨県の長崎幸太郎知事はビデオメッセージで「連携によって本県の産業発展に大きく寄与すると期待している」と期待した。千葉県の熊谷俊人知事は祝電で「おのおのの強みを生かして互いに高め合い、両校と千葉県、山梨県のさらなる発展を期待する」とコメントした。
このあと、山梨大学の学生や教職員ら約110人が出席して記念シンポジウムが開かれ、山梨大学の熊田伸弘副学長が「山梨大学工学部98年の歴史」、千葉工業大学の古田貴之未来ロボット技術研究センター所長が「ロボット技術と未来社会」と題して講演した。