NSGグループの新潟医療福祉大学は、2024年4月に新たな学科として「心理健康学科」の開設を予定している(仮称・設置構想中)。新潟医療福祉大学は2001年の開学以来学科の新設を重ねており、本学科は15番目。

 新潟医療福祉大学は看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉・医療ITを学ぶ6学部14学科にわたる全国でも数少ない医療系総合大学。そのメリットを最大限に活かして医療の現場で必要とされている「チーム医療」や「多職種連携」の実践的に学びを提供している。

 スポーツと他分野を融合した学びも特徴のひとつで、2021年アルビレックス新潟、アルビレックス新潟レディース、新潟リハビリテーション病院と4者連携協定を結び、アスリートサポート体制を強化。強化指定クラブにおいては毎年プロアスリートを輩出、2022年度全日本サッカー選手権大会では準優勝をするなど、近年高い実績を納めている。

 また、2022年度科学研究費の配分において「スポーツ科学、体育、健康科学、およびその関連分野」の新規採択累計数が100件、全国第4位(私立大学2位)となるなど研究力を伸ばしている。

 こうした背景も含め、心理健康学科(仮称・設置構想中)は「基礎心理学」・「臨床心理学」・「運動(スポーツ)心理学」について、それぞれの分野の学びを支える環境を有している。この特色を活かし、年々複雑かつ多様化してきている心の健康問題に、必要なケア、サポートを行い問題解決に導く専門職の育成に取り組んでいく。

 開設時期は2024年4月、入学定員は80名。既存の社会福祉学部内に心理健康学科の設置を認可申請した上で、正式認可後、心理・福祉学部(仮称)への学部名称の変更を予定している。

参考:【新潟医療福祉大学】心理・福祉学部※ 心理健康学科(仮称) 

新潟医療福祉大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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