ライフネット生命保険創業者の出口治明学長が2018年1月、就任した立命館アジア太平洋大学で、出口学長直轄で起業家を目指す学生を支援する「APU起業部」(通称・出口塾)が7月16日、スタートする。書類審査を経て晴れて塾生になった学生と出口学長が直接対話し、第1期活動を始める。
立命館アジア太平洋大学によると、APU起業部は将来、起業家を目指す学生を応援し、世界へ送り出すための課外プログラム。出口学長が塾長、横山研治副学長、村上健事務局長が塾長代理、ニシャーンタ・ギグルワ教授、チェン・シュエペン准教授らが副学長を務める。
塾生は定員最大30組で、活動期間は1年間。立命館アジア太平洋大学の学生ならだれでも応募でき、10日に書類審査で塾生が決まる。副塾長となる教員や学外の起業経験者が個別に塾生をサポートし、それぞれが持つビジネスプランの実現に向かうほか、社会で活躍中の起業家らを招いた講演会、大分県内外の起業支援策の紹介などが予定されている。
発足式は7月16日、大分県別府市十文字原の立命館アジア太平洋大学F101教室で開かれ、自らがベンチャー企業を立ち上げた経験を持つ出口学長が、ライフネット生命保険の起業体験を語るほか、参加者と学長がディスカッションも行う。午前と午後の2回開かれ、塾生以外の一般の学生も聴講できる。
立命館アジア太平洋大学は世界88の国と地域から学生が集まっており、2019年度以降起業部から年に5社以上創業することを目標としている。
動! — 立命館アジア太平洋大学