立教大学(東京都豊島区)経営学部の春学期科目「eビジネス&マーケティング」(大嶋淳俊講師)を受講した同学部経営学科3年次学生が総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(東京都渋谷区)と共同で調査を実施。世の中の動向をいち早く把握するために、20~39歳の未婚の男女を対象に「マッチングアプリ」をテーマにしたアンケート調査・および分析を行った。

 調査方法は、株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式。調査期間は2018年7月12日~17日の6日間、全国20~39歳の登録モニターで現在恋人が欲しいと思っている未婚男女、スマートフォンを所有かつマッチングアプリを認知している人たちが対象(有効回答数664名)。

 調査の結果「マッチングアプリ利用している・利用したことがある」は21.5%、つまり20~30代の約5人に1人が利用していることが判明。ネット上の出会いが普及することに関してよくないと捉えている人も1割に満たなかった。しかし、心理面において利用に対して抵抗感を感じている人が69.3%いるということもわかった。

 さらに、マッチングアプリを利用している同性の人についての印象については、「現実社会と印象は特に変わらない」が25.9%と最も多く、「理想が高そう」が20.8%、「行動力がありそう」17.5%と続いた。一方で、男性よりも女性の方が、マッチングアプリを利用している異性(男性)に対して「恋愛に対して不誠実そう(25.8%)」と思う傾向があることも調査で明らかとなった。

 調査に参加した学生は「全体を通じて、今この業界は過渡期であると感じた」とコメント。今後マッチングアプリや同様のサービスが普及するためには、何が問題点で、利用者にとって抵抗を感じさせているものは何なのか、もう一度考える必要があるとしている。

 同調査に参加したことに関しては、「アンケート作成からプレスリリースまで携わることができ良い経験となった。この経験を、メディアから発信される大量の情報の受け手として、情報の取捨選択や分析に活かしたい。」と感想を述べた。

参考【株式会社ネオマーケティング】:立教大学経営学部の学生が気になることを大調査「マッチングアプリに関する調査」

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