立教大学大学院社会学研究科、フラー株式会社、三菱UFJリサーチ&コンサルティングは共同で、スマートフォンの実利用データを用いたスマホユーザー像の実態把握に関する共同レポートを作成した。

 近年、スマホ経由のインターネット利用が急速に普及し、国内では10~40代のモバイル経由のネット利用率は、パソコン経由のアクセスよりも高い状況となっている。そこで、2018年1月、立教大学大学院社会学研究科・木村忠正研究室、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、フラー株式会社の3者が中心となり、「スマートフォン実利用データ分析(Log Data Analysis of Smartphone Use)研究会を発足。人々のインターネット利用の実態把握、生活行動やライフスタイルなどを可視化することで、モバイルライフログの有用性や認知度の向上に寄与することを目指している。

 今回の調査もその研究活動の一環。スマホにインストールしたアプリケーションの利用状況などでユーザーを区分し、それぞれのユーザー像を分析し、まとめた。主なアプリなどについて性・年代別×時間帯別の利用率を集計・分析したところ、「年代差」よりも「性差」による違いが利用率に表れた。男性・女性ともに、平日は朝7時台、昼12時台、夕方17時台以降に3つの利用率の山があり、特に男性では、登校・出社後の午前の就学・就業時間帯、また、昼休み後の午後の就学・就業時間帯に利用率の落ち込みが顕著だった。

 性別や年代、インストールしているアプリ、起動回数などでユーザーを30のクラスター(区分)に分けて分析したところ、上位4つのグループ(20歳前後の男性青年層24.3%、40代半ばの男性中年層17.1%、40代半ばの女性中年層17.0%、10代後半の女性青年層11.4%)の合計だけで分析対象となった全体ユーザーの7割を占めた。利用状況はそれぞれ異なり、20歳前後の男性青年層は、ゲームアプリの利用率が高く、同アプリの起動ログ(高頻度に利用)も多かった。40代半ばの男性中年層はニュースアプリの利用率、40代半ばの女性中年層はメッセージアプリの利用率が高かった。10代後半の女性青年層は、LINEの利用率が高く、同アプリの起動ログも多かった。

参考:【三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社】スマートフォンの利用状況によるユーザー像の実態把握~ 約7割のスマホユーザーが該当する4つのクラスターの特徴 ~

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大学ジャーナルオンライン編集部

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