東京大学と金融庁は金融市場や金融行政に関する学術や実務の先端的な知見を蓄積することを目的にして連携協力の基本協定を結んだ。東京大学の学生に対する金融リテラシー教育や金融市場、金融行政に関する共同研究などを進める方針。
東京大学によると、協定の調印式は東京都文京区本郷の東京大学安田講堂で行われ、東京大学の藤井輝夫総長、金融庁の中島淳一長官が協定書に調印した。
連携内容はデータに基づく金融市場、金融行政に関する研究の推進、金融庁職員によるデータ分析手法の教育、東京大学の学部学生や大学院生に対する金融リテラシー教育、産官学連携による研究・教育・広報のための新たな資金調達方法の開発などを予定している。
東京大学は今回の基本協定締結で東京大学の文理を超えた幅広い専門分野の研究者と金融庁が産官学連携プロジェクトをスタートさせ、革新的な研究に発展させることを期待している。
参考:【東京大学】東京大学と金融庁との連携協力に関する基本協定締結について─金融市場および金融行政に関する学術と実務の先端的知見の蓄積を目指す─