法政大学は、カーボンニュートラルに向けた取り組みのひとつとして、2023年4月から市ケ谷キャンパスで「カーボンニュートラル都市ガス」を導入した。

 法政大学は、2022年9月に「カーボンニュートラル宣言(法政大学カーボンニュートラルの推進に向けて)」を公表し、長期ビジョンHOSEI2030を実現するための体制に「カーボンニュートラル推進特設部会」を新たに加えた。二酸化炭素(CO2)排出量の把握や目標設定、教育における人材育成、研究・技術開発、他大学・自治体・企業等との連携などの面から、カーボンニュートラルに向けた取り組みを強化している。

 今回、その取り組みのひとつとして、市ヶ谷キャンパスで「カーボンニュートラル都市ガス(CN都市ガス)」を導入。これにより、年間約600tのCO2削減に貢献できる。また、CN都市ガス導入に伴い「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟した。

 カーボンニュートラルと親和性が非常に高いSDGsにおいては、SDGs人材の育成と輩出を目的としたプラットフォーム「法政大学SDGsパートナーズ※」に東京ガスも加盟しており、SDGsとカーボンニュートラルの2つの視点で連携を推進していく。

 6月26日には、法政大学と東京ガスとの連携事業の第1弾として、講座「カーボンニュートラルとエネルギー」を実施。法政大学の学生、教職員合わせて22名が参加し、暮らしに不可欠なエネルギーの観点からカーボンニュートラルについて学んだ。

※法政大学SDGsパートナーズ(HSP)
HSPとは、法政大学と産官学の多様なパートナーとの連携を促進し、「次世代のSDGs人材の育成」を目指すためのプラットフォーム。法政大学が持つ知的・人的資源や教育プログラムと、パートナー企業・機関が有する実践力を融合させることで、新たな価値を創造していく。

参考:【法政大学】法政大学がCO2削減に向けてカーボンニュートラル都市ガスを導入 ~東京ガスと産学連携による事業も展開~

法政大学

「自由と進歩」 時代に応える自立型人材を育成

法政大学では、建学以来「自由と進歩」の精神を培ってきました。現在は15学部38学科からなる幅広い学問分野を擁する日本有数の総合大学となっています。自由な発想で新しい問題に挑戦する自立型人材を育成。文部科学省・H26年度「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB[…]

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