国立大学法人8大学(東北大学・北海道大学・東京大学・東京工業大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)の情報系研究科が連携し、2024年3月17日(日)14時より、「女子も男子も、迷っているあなたにも、情報学を目指してほしいから 8大学同時共同開催 情報学 for all by all」をオンラインと対面のハイブリッド方式で開催する。
ChatGPTをはじめとした生成AIの活用が驚くべきスピードで広がり、高校では2022年度から「情報Ⅰ」が必修科目となり、2025年には大学入学共通テスト科目に「情報」が追加されるなど、高度な専門性を備えた情報人材だけでなく、情報の知識はこれからの社会に欠かすことのできない素養の一つとなった。
しかし情報分野の大学や大学院の現状は、女子学生の比率が非常に低くジェンダーバランスが取れていないなど、ダイバーシティが不足している。情報学を最大限に活用し、安全で安心で公平な社会を創り、社会課題を解決していくには、性別や国籍、住んでいる地域や関心のある社会課題が異なるなど、多様な立場の人々の意見や考えを「情報学」に取り入れていくことが重要だ。
今回8大学で開催する「情報学 for all by all」は、情報学の裾野を広げ、多様性を実現するための取り組みの第一歩として、中学生、高校生を主な対象として、情報学の面白さや可能性、将来のキャリアパスなど「情報学の魅力」を発信する。また、進路選択で相談相手となる保護者世代や中高の教員にも、情報学の今と未来を伝えるプログラムを用意。特に、他の学問領域や社会課題解決などに情報学が役立つ姿が見えるように工夫をするとともに、大学院生や若手研究者からは情報学に関心を持ったきっかけや、学生・研究者の生活についても伝える。
当日は日本各地、また海外からも気軽に参加できるよう、8大学(東北大学・北海道大学・東京大学・東京工業大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)のキャンパスとオンライン(ZOOM Webinar 方式)で実施する。
参加は無料。対象は中高生とその保護者、中高の教員で、友達や親子、先生との参加も歓迎する。対面会場でのプログラムについては、大阪大学は中高校生と高専生、九州大学は女子高校生・中学生となっている。東京工業大学 情報理工学院は入総合型入試女子枠の開始をふまえて、対象を女子生徒・女子受験生に限定する。
大学によって定員の数や受付方法(抽選制、先着順など)が異なるので、詳しくは以下のウェブサイトと申込フォームで確認する必要がある。
参考:女子も男子も、迷っているあなたにも、情報学を目指してほしいから 情報学 for all by all
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