北海道大学は、英国の高等教育専門誌Times Higher Education(THE)がまとめた「THEインパクトランキング2024」で総合ランキングの世界1,963大学中、72位に入った。国内では5年連続の1位で、国連が提唱するSDG(持続可能な開発目標)別ランキングで5部門が世界100位以内の評価を受けている。

 北海道大学によると、THEインパクトランキングは気候変動に対する大学の取り組みやジェンダー平等、健康と福祉など社会貢献の取り組みを国連のSDGsの枠組みで評価し、ランキング付けしている。2024年は日本の大学88校をはじめとする世界2,152校が参加、総合ランキングの対象に世界1,963校、日本74校が入った。

 この中で北海道大学は「産業と技術革新の基盤をつくろう」で世界49位、「陸の豊かさも守ろう」で51位、「パートナーシップで目標を達成しよう」で52位、「海の豊かさを守ろう」で57位、「飢餓をゼロに」で89位になった。

 北海道大学は1996年に「キャンパスマスタープラン」、2005年に「持続可能な開発国際戦略」など独自の戦略を策定し、持続可能な社会の推進に力を入れてきた。2021年にはサスティナビリティ推進機構を設立し、グリーンサスティナブルキャンパスの実現と全構成員によるSDGs活動の推進を取りまとめている。今後は2040年に向けた国連の戦略を基に世界の課題解決に貢献する大学を目指すとしている。

参考:【北海道大学】北海道大学が「THEインパクトランキング2024」で総合ランキング世界72位、5年連続国内1位を獲得

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