英国の高等教育専門誌「THEインパクトランキング2023」の総合ランキングで、北海道大学が世界22位に入り、国内の大学で4年連続してトップを占めた。

 北海道大学によると、THEインパクトランキングは気候変動に対する取り組みやジェンダー平等、健康と福祉対策などを国際連合のSDGs(持続可能な開発目標)の枠組みで評価し、世界の大学を順位付けしている。2023年度は日本の91校を含む世界1,705校が参加し、日本の78校を含む世界1,591校が総合ランキングの対象になった。

 順位付けは各大学のSDG別に算出されたスコアのうち、必須項目の「パートナーシップで目標を達成しよう」とそれ以外のスコアの上位3つの合計点で進められている。

 北海道大学はSDG別のランキングで、「飢餓をゼロに」が68位、「安全な水とトイレを世界中に」が95位、「産業と技術革新の基盤をつくろう」が45位、「海の豊かさを守ろう」が27位、「陸の豊かさも守ろう」が17位、「パートナーシップで目標を達成しよう」が53位と、6項目がベスト100に入った。

参考:【北海道大学】北海道大学が「THEインパクトランキング2023」で総合ランキング世界22位、4年連続国内1位を獲得

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北海道大学の起源は、1876年に設立された札幌農学校に遡る。長い歴史の中で、「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という基本理念を掲げ、培ってきました。 この理念の下に国際的に通用する高度な学問的素養をもち、的確な判断力とリーダ[…]

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