2024年3月に地球惑星科学分野データにおけるAIモデル作成コンテスト「GeoSciAI 2024」(主催:日本地球惑星科学連合)が開催され、東京工芸大学・国士舘大学・茨城大学・金沢工業大学の教職協働チームが、宇宙天気分野で最優秀賞を受賞した。

 「GeoSciAI 2024」は、日本地球惑星科学連合が提供する「地震」「気象」「宇宙天気」の3分野のデータから挑戦したい課題を選択して深層学習モデルを作成し、評価データにおける評価スコアを競うコンペティション。

 今回、宇宙天気分野の課題「太陽観測データからの太陽フレア発生予測」において、東京工芸大学事務局入試課の橋本俊之主事を代表とし、榎本理恵講師(国士舘大学)、川又泰介助教(茨城大学)、北島良三助教(東京工芸大学)、坂本真仁講師(金沢工業大学)の4大学による教職協働チームが最優秀賞を受賞した。

 チーム代表の橋本主事は「教職協働の力を最大限に引き出すことで、このような素晴らしい成果を得ることができました。コンテストへの参加は、文部科学省の『大学のガバナンス改革の推進について』(平成26年2月)でうたわれた教職協働の実現でもあり、今回の受賞はとても価値のあるものと考えています。そして、受賞という成果は大学間交流の成功事例ともいえます。今後も本学の研究と教育の質を向上させるために、尽力していきたいと考えています」と喜びを語った。

 北島助教は「チームで最優秀賞受賞ができたことは円滑なチーム内コミュニケーションの賜物です。職員と教員間のコミュニケーションと複数大学における教員間コミュニケーションが活発化することで、今回の成果に結びつきました。共同プロジェクト・教職協働の意義を再認識しました。また、今回の分析過程は、本学の教育や様々な活動に活かすことができると考えます」と話した。

参考:【東京工芸大学】東京工芸大学をはじめとする教職協働チームがGeoSciAI2024で最優秀賞(宇宙天気課題)受賞(PDF)

金沢工業大学

2025年4⽉、⽂理の枠を超えた6学部17学科体制に進化

⾦沢⼯業⼤学は「⽂系を志向する学⽣と理⼯系を志向する学⽣」が集まり、複雑・多様化する社会課題に対して、多様な⼈とのコミュニケーションを図り、新たな価値やビジョンを創造し、真の課題を追究して解決できる⼈材を育成します。「チームであいまいな問題に取り組み、解決すべ[…]

茨城大学

茨城の地に根ざし、持続可能な社会に貢献し、優れた人材を輩出し続けることを目標とします。

茨城大学は、1949(昭和24)年に水戸高等学校、茨城師範学校、茨城青年師範学校、多賀工業専門学校を統合し設立されました。地域に根差ざした総合大学として、地域の教育、研究、芸術、文化、産業の振興に寄与し、地域社会、国際社会に有為な人材を輩出し続けることを目的と[…]

国士舘大学

学生一人ひとりに寄り添いながら、夢を育み、実らせる場

現在、東京都世田谷と町田、多摩の3キャンパスに大学7学部14学科・大学院10研究科および高等学校・中学校を有しています。学生一人ひとりが学習意欲を高め、充実した大学生活をが送れるように、各学部にて充実のカリキュラムや多彩な支援体制を展開。能力や個性にあった就職[…]

東京工芸大学

テクノロジーとアートの融合。新たな価値を創造

東京工芸大学は、時代の流れとともに写真を初めとするテクノロジーとメディアアートの最先端教育・研究機関として進化を遂げています。学生一人ひとりの個性を尊重し、可能性を最大限に伸ばす教育を展開。工学・芸術の理論と応用を教授・研究するとともに、広い基礎的視野・認識と[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。