東京工科大学では、2025年度の新入生を対象に、SNSなどコミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施し、調査結果を公表した。(調査時期:2025年4月、サンプル数:1,589人、男女比:56対44)。調査は2014年から実施しており、今回で12回目。

 調査によると、LINEは利用率99.3%、連絡手段98.3%でどちらも2014年の調査開始以来11年間トップだった。Instagramは利用率が10年連続増の8割超となり、X(旧Twitter)を上回り初の2位となった。男女別では女子は2022年以降9割超で横ばいに対し、男子が伸び続けて男女差が縮まった。連絡手段としては、DM機能がLINEに続き51.3%と初めて半数を超えた。

 Xの利用率は3年連続で微減となり、78.2%と10年ぶりに8割を下回った。連絡手段としてのDM機能はは3年連続で減少し12.6%だった。Discordの利用率は41.9%、男子が57.1%と女子の約2.5倍で、連絡手段としても23.9%で第3位。こちらも男子が女子の約3倍となった。

 6年連続増のTiKTok(2.5ポイント増48.5%)は、女子(64.8%)が男子の約1.8倍となり、初めて調査したBeReal.(34.4%)は、女子が男子の約2倍となる半数近くが利用しており、若い世代での人気を裏付ける結果となった。Pinterest(24.4%)は女子が男子の約3.7倍の利用率だった。

 動画サービスは、YouTube(98.6%)が2019年以降連続で95%以上をキープ。2位のAmazonプライム・ビデオ(0.4ポイント増46.1%)、3位のAbema(0.5ポイント減29.8%)、4位のNetflix(1.7ポイント増28.9%)はいずれも横ばい。6年連続増のTVer(1.8ポイント増28.6%)はこれらに並ぶ水準となった。

 iPhoneの利用率(1.6ポイント減78.0%)は約8割の高水準を維持する一方、昨年に続き2年連続の微減。iPhone以外(1.5ポイント増21.9%)は同微増傾向となっている。

 電子マネーの利用率ではPayPayが3年間で約2.3倍となる約7割に達し、他サービスに比べ大きく伸びている。また全体でも96.8%が電子マネーを利用している。

参考:【東京工科大学】新⼊⽣の「コミュニケーションツール」利⽤実態調査を発表

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