神田外語大学が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催中の学生ボランティア活動に伴い、2020年度の前期学年暦を変更すると発表した。特例として全体スケジュールを繰り上げ、ゴールデンウィーク中の全祝日で授業を実施し、大会期間中は夏期休業とする。

 神田外語大学は、大学名に外国語を戴く全国7つの国公私立大学(関西外国語大学、神田外語大学、京都外国語大学、神戸市外国語大学、東京外国語大学、長崎外国語大学、名古屋外国語大学)の「全国外大連合」幹事校として、2015年から言語サービスボランティア育成に力を入れてきた。各加盟校と連携して行ってきた「通訳ボランティア育成セミナー」は2019年までに7回、1758名が受講し、学生たちはボランティア人材バンクを通じて様々な国際大会やイベントで活躍している。全国外大連合は平昌2018冬季オリンピックでは学生約100名が大会運営を支援したほか、開催中のラグビーワールドカップ2019においても、組織委員会と連携協定を結び、セミナーなど行ってきた。

 神田外語大学は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、学生たちが努力し磨いてきた語学力、コミュニケーション能力、ボランティア現場での臨機応変な対応力などを存分に生かして活躍してほしいという思いをこめて今回の変更を決定した。繰り上げになった授業分は、当初休日の予定であったゴールデンウィーク(5月4日~6日)、他祝日授業にて対応する。

参考:【神田外語大学】神田外語大学は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催中の学生ボランティア活動に伴い、前期学年暦を変更します

神田外語大学

専門的かつ、実践的な授業を展開。真の国際人を育成

神田外語大学では、語学だけでなく、言葉の違う相手と理解し合い、平和な世界を実現するための「コミュニケーション能力」「異文化理解力」「国際教養」を身につけることができます。異文化を理解し受け入れる力を「教養」の基礎と捉え、授業からイベントまで多角的に探究し、これ[…]

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