毎年大学生のインターンを受け入れている株式会社クオリティ・オブ・ライフが2019年8月26日~30日に実施したインターンシップに、2名のシニア専門家が運営サポートとして参加した。これまでの経験やスキルを活かして、ビジネス基礎の実践や企業訪問など学生の社会人基礎力育成への実践的なサポートを行った。

 クオリティ・オブ・ライフは主に採用・就職・育成の分野において、学生、既卒者、社会人向けに独自のキャリア教育から就職支援、社内教育まで広く事業を展開しており、毎年、大学生を対象に「適職発見×企業見極め力向上インターンシップ」を実施している。5日間でビジネス基礎の習得、企業を見る目を養うための企業訪問・取材、企業の魅力発見・プレゼンを経験してもらうプログラムを行う。

 同社は主に50歳以上のセカンドキャリアを志向する大企業のOB・OG専門家を活用した顧問・アドバイザー紹介サービス『生涯プロフェッショナル』事業も行っており、今回初の試みとして、登録者に向け、インターンシップの運営や学生の活動をサポートするボランティアを募集した。
同事業に登録するシニア専門家の新たな活躍の場の開拓と、専門的なスキルや経験を学生の社会人基礎力育成や就職活動へ活かすのが狙い。

 募集に対し、プロボノとして応じたのは、中小企業向けのマーケティングアドバイザーと、オペレーション、調達・購買の専門家の2名。「これから社会人になる若者の不安をぬぐい、少しでも自分の知識が使えるなら伝えていきたい」と、プログラムの伴走に加え、学生たちの様々な相談にも対応した。社会人経験豊富なシニア専門家との接点が学生の実践的な社会人基礎力の育成に大きくつながったという。

 クオリティ・オブ・ライフは今後も様々な事業連携を通して、専門家と学生など多様な人材の接点の場の開拓を積極的に進めていく。

参考:【株式会社クオリティ・オブ・ライフ】企業インターンシップのサポートにシニア専門家がプロボノとして参加

大学ジャーナルオンライン編集部

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