学校法人大妻学院は、2028年度までに教育・研究面において女子大学トップグループを目指そうと、今後の10年間を展望したビジョンと戦略に基づく新たな中期計画を策定した。

 大妻学院は、1908(明治41)年に、大妻コタカが「女性の自立のための女子一貫教育」を建学の理念として開設。豊かな教養と思いやりの心を持ち、かつ実技実学を身につけ、家庭や職場においてチーム一丸となって取り組むことができる専門職業人たる女性を育成してきた。

 今回策定した2028年度に向けた中期計画では、これまでの伝統を踏まえつつ、今後10年間の社会情勢の変化を受けて教育・研究の理念を再構築。「学び働き続ける自立自存の女性の育成」「女子教育に積極的な役割を果たす教育・研究活動」「持続可能な共生社会の実現への貢献」を学院の使命とした。

 さらに、今後10年を展望したビジョンと戦略『VISION OTSUMA 2028』を掲げ、「教育と研究の大妻」へ一段のギア・アップ、ブランド・イメージ刷新のため広報や卒業生支援などの強化、「強く明るく風通しの良い大妻」という組織風土の実現、大学・短大・中高の各部門の自立的発展と連携強化を図り、多摩キャンパスの活性化や附属中高の進学実績の向上といった実現プランを示した。

参考:【大妻女子大学】大妻学院中期計画を策定

大妻女子大学

学び働き続ける自立自存の女性を育成

「家政学部」「文学部」「社会情報学部」「人間関係学部」「比較文化学部」「短期大学部」を設置。学びを通して、実社会に対応できる知識・技能、高い教養と豊かな人間性を養い、幅広い学びへの意欲に応えるとともに、奥行きの深い学びと就職・進学に直結した、時代に対応できる能[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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