岡山大学が工学部と環境理工学部を再編改組して2021年度から設置を計画している新生「工学部」に、東京大学大学院工学研究科教授で建築家の隈研吾氏を特別招致教授として招くことが決まった。隈氏はひと足早く2020年4月から着任し、建築教育プログラムや木質建築の教育研究に携わる。

 岡山大学によると、工学系学士教育はこれまで、1960年に設置した工学部と1994年に開設した環境理工学部の2本立てで進めてきたが、デジタル革新とイノベーションが進行する現代に人間中心の社会を築き、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を達成する教育を推進するため、新たに2学部を再編して工学部を置く構想を固めている。入学定員610名の中四国地方最大規模の工学系学部となる予定だ。

 新生工学部では、環境・社会基盤系の都市環境創成コースに、これまで岡山大学になかった建築教育プログラムを設け、将来は木質建築の学位新設を検討している。

 隈氏は横浜市出身で1954年生まれの65歳。東京大学で教鞭をとるだけでなく、建築家としても活動し、木材を使うなど和をイメージした建築の第一人者とされている。東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場、東京都のJR山手線に3月暫定開業する高輪ゲートウエイ駅の設計も手掛けた。新生工学部の方向にうってつけの人物であるとして招致することになった。

 隈氏は「自然豊かな岡山でSDGsと建築教育プログラムを推進することに期待している」とのコメントを発表した。

参考:【岡山大学】建築家隈研吾氏の「特別招聘教授」就任が決定

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大学ジャーナルオンライン編集部

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