国立大学協会は東京都内で2019年度第4回通常総会を開き、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、国大協会長の永田恭介筑波大学学長名で学生に不要不急の外出を控えるよう求めるメッセージを発信することを決めた。

 国大協によると、メッセージでは若者は感染しても症状が出ない不顕性感染になる場合があり、自身が感染源となって他者にウイルスを感染させる可能性を持つことを自覚するよう要請している。
さらに、この時期の帰省や旅行は感染リスクを全国に広げることになりかねないとして、居住地域を越えた移動を慎重に判断するよう求めている。

 政府の専門家会議がまとめた見解では、重症化するリスクが低い10~30代の若年層は感染しても症状が軽いため、感染を広げてしまう懸念が示されている。

 このほか、総会では国立大学法人のコストの可視化検討についての中間まとめが了承されたほか、国立大学法人のガバナンスコードについて議論し、国大協としての案をまとめて内閣府、文部科学省との三者協議に臨むことを決めた。

参考:【国立大学協会】国立大学協会第4回通常総会を開催

大学ジャーナルオンライン編集部

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