一橋大学は2021年度の授業方針について、教室に定員上限を設けて可能な限り対面授業とする方針を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを念頭に置いた措置で、教室の割り振りが困難になる大人数授業はオンラインで実施する。

 一橋大学によると、対面授業を行う際は各教室最大定員の半数程度を上限とし、十分な感染拡大防止策を講じたうえで実施する。教室の定員を設定することから、各科目の履修者数を制御しなければならなくなるため、多くの科目がウェブ抽選で履修者を決める。

 オンライン授業の一部については、曜日や時限の枠にとらわれずに複数の科目を履修登録できるようにする。ズームなどによるライブ配信授業だけを実施できる時限として、新たに午後7時45分から9時半までの6限を設ける。

 ただし、新型コロナの感染拡大などで緊急事態宣言や休業要請が出た場合には、対面授業の中止など授業実施方法を見直すことにしている。

参考:【一橋大学】(学生の皆さんへ)2021(令和3)年度の授業方針について

大学ジャーナルオンライン編集部

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