イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は、「THEアジア大学ランキング2021」を発表。トップ20には中国7校、韓国・香港が各4校、シンガポール・日本が各2校と、前回ランクインしていなかった台湾が1校となった。ランクインした日本の大学は、東京大学6位、京都大学10位となっている。
今回で9回目となる「THEアジア大学ランキング2021」。トップは3年連続の清華大学、2位は北京大学と、今回も中国の大学がトップ2の座を占めた。3位はシンガポール国立大学。
日本の大学では、東京大学が前年の2020年から順位を1つ上げて6位、京都大学も2つ上げて10位となり、初のトップ10入りを果たした。トップ10に日本の大学が2校入るのは、2016年に現在のランキング方式になってから初めて。3ランクアップで27位の東北大学を含め、日本の上位3校がそろって順位を上げた。
今回は30の国と地域から前年より62校多い551大学が参加。参加校が最も多いのは日本で6校増の116校、次いで中国が10校増の91校だった。
トップ100に入った日本の大学は東京大学、京都大学、東北大学を含む11校で、東京工業大学(48位)、名古屋大学(52位)、大阪大学(63位)など。私立大学では産業医科大学の66位が最上位。前年ランクインした110大学のうち順位を上げたのは8校で、会津大学は前年の190位から一挙に38ランクアップして152位だった。