立命館大学は2021年6月1日、「起業・事業化推進室」を設置した。オープン・イノベーションを通じた起業・事業化をワンストップで推進する。
起業・事業化推進室は、立命館学園(立命館大学、立命館アジア太平洋大学、各附属校)における起業・事業化を推進するための専門機関としての役割を担う。研究シーズ型を中心とする立命館大学発のベンチャー企業数では、2017年度と2020年度を比較すると、26社から60社となり、2.3倍(経済産業省「令和2年度大学発ベンチャー実態等調査」より)増加。
2019年度には、ビジネスを通じて社会課題解決を目指す人材を育成するプラットフォーム・RIMIXを立ち上げ、一貫教育型のアントレプレナーシップ教育の充実も図っている。
起業・事業化推進室の設置により、それぞれ実施していた研究シーズの事業化と、一貫教育型アントレプレナーシッププログラムを、社会とのつながりの中で総合的に捉え、立命館学園が有する2つの価値「知と人材」の社会還元をさらに推進する。
6月25日には、起業・事業化推進室設置記念イベントとして、「デザイン×アート×テック アジアから世界に挑む『立命館の起業のカタチ』」を16時より、オンライン開催。大型資金調達を次々に実現している宇宙ベンチャー Synspective社の白坂成功氏と徳田昭雄・学校法人立命館副総長が、「立命館が挑む起業・イノベーション次の10年」をテーマにトークセッションなどを行う。