東京大学では、2016年9月16日、教養学部後期課程からPEAK(Programs in English at Komaba:教養学部英語コース)の第一期生となる15名が卒業した。
PEAKは2012年、教養教育の充実・発展と、「学際性」「国際性」をキーワードとする先進的教育研究に取り組んできた教養学部が、全学的協力のもとに創設した。最初の2年間で前期課程カリキュラム「国際教養コース 」を履修し、後期課程(3・4年生)で、「国際日本研究コース(JEA)」あるいは「国際環境学コース(ES)」に進学し、専門課程カリキュラムを修める。
入学試験は初等・中等教育を日本語以外で履修してきた学生を対象に、書類と面接審査によるアドミッション・オフィス(AO)入試で行われるが、一般入試で入学してきた学生も、後期課程から「国際日本研究コース」「国際環境学コース」に進学することが可能。
PEAKの第一期生となる15名は、午前中に本郷の安田講堂で行われた秋季学位記授与式・卒業式に出席。午後は場所を駒場Iキャンパスの駒場国際教育研究棟に移し、太田邦史、藤垣裕子、森山工の三副学部長の臨席のもと、PEAK秋季学位記授与式が行われた。
東京大学では、世界の様々な地域から集まり、PEAKでの4年間の学びの後、再び世界の様々な地域の大学院や企業に進んでいったPEAK第一期生の今後に期待を寄せている。