4グループ11コース、すべてのコースで複数免許が取得可能。近年は採用試験合格者も大幅に増加
『教育の明星大学』というキャッチフレーズは、教育学部に限らず、大学全体の教育力を高めていこうという理念を表わしています。すべての学部が、自ら掲げた学生に身につけてほしい能力を、『手塩にかける教育』で実現させるべく日々努力しています。
教育学部では、「教員や保育士になりたい」という学生の希望を極力かなえることが目標であり、より望ましい仕組みや教育内容と方法を追求するように努めています。
明星大学教育学部は教育学科のみの一学科制で、その中に4グループ11コースを置いています。これまでの伝統を継承し、最も多くの学生が所属する小学校教員コース、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・英語のコースを含む教科専門コース、特別支援教員コース、子ども臨床コースです。どのコースにおいても、小学校教諭1種免許状を含む複数の免許が取得できます。複数免許の取得は、これからの保育・教育システムにも適合し、社会の要請に応えるものです。すでに就学前の子どもを対象に保育園・幼稚園を統合した認定子ども園や、公立の小中・中高一貫校が開設されています。
実践力のある教員を養成する努力は、教員採用試験での実績の向上にも繋がります。進行する少子化の中で社会に評価される大学であるためには、入学してきた学生の日々の充実感だけではなく、目に見える卒業後の進路の実績も向上させていく必要があります。幸い、教育学部をはじめ教職課程を置く全学科においてその努力が実り、2017年度の公立学校教員採用選考1次試験合格者は受験者の66.1%、213名となりました。教育学部に限りますと、合格率は74.9%に及びます。
各地教育委員会からの最終合格発表が進行中ですが、現役学生の正規採用率が、今年も国立大学の教員養成系学部の平均を上回ることを期待しています。合格率はグラフのように年々上昇していますが、私たちにとって何より励みになるのは、このことが明星大学教育学部生としての誇りを育て、主体的学びへの意欲をも高めてくれることです。この意欲こそが学生の伸びる力を支えており、教育学部の多くの学生は、明星学苑の校訓である『健康、真面目、努力』を具現化し、互いに触発されながら勉強に勤しむ態度を身につけていきます。明星大学に入学後の学びによる成長が著しいのです。それを生み出す明星大学の教育についてご紹介したいと思います。