埼玉工業大学は、地元・深谷市の創業100周年を迎える老舗の食品製造業「株式会社 新吉」のブランディング強化に向けた産学連携事業を実施し、学生が新しいロゴをデザインした。
株式会社 新吉は、大正7年(1918年)に埼玉県深谷市に創業し、うどん、蕎麦、中華などの麺を製造している食品製造業企業で、中でも、深谷名物煮ぼうとうが有名。今回、創業100周年事業の一環としてのブランディング強化を埼玉工業大学に依頼し、産学連携共同研究が始まった。
この産学連携事業では、埼玉工業大学の人間社会学部情報社会学科経営システム専攻の林信義教授とメディア文化専攻の檀上誠准教授の指導の下、学生4名がプロジェクトチームを結成。情報社会学科メディア文化専攻の4年生、田口恵美さんと栗原光さんがデザインしたロゴが新吉の新しいロゴとして採用された。
新ロゴは、「おいしさ」、「創業100年」、「伝統」という新吉の経営理念をコンセプトにし、“地元愛”が盛り込まれた、わかりやすいデザイン。約半年の制作期間中に120点以上のラフ案を作成し、その中から、新吉の小内社長の評価やアドバイス、社員アンケートによるフィードバックを活かして試行錯誤を重ね、最終的に2つのデザインが採用された。新ロゴは、すでに一部の商品に使用され、今後の秋・冬向け商品には、新ロゴが使用された商品が本格的に販売される予定。