江戸川大学では、社会学部現代社会学科の佐藤秀樹講師(専門分野:環境政策、環境配慮型社会)が、東京商工会議所が主催する「eco検定アワード2022」でエコピープル部門の大賞を受賞した。
eco検定は、検定取得を通じて環境と経済を両立させた持続可能な社会の推進に向けて、環境に関する幅広い知識を正しく身につけられることを目的に行っており、受験者は累計で55万人を突破している(2022年11月現在)。
主催する東京商工会議所ではeco検定の合格者を「エコピープル」と呼び、検定取得を通じて生まれる問題意識を現実の行動に移すためサポート。「環境と経済を両立させた持続可能な社会」の推進に向けて様々な情報発信を行っている。その中からさらに他の模範となる環境活動を実践した人や組織の実績を称える事業「eco検定アワード」を毎年実施しており、2022年度は4つの組織と3名のエコピープルが表彰された。
受賞した佐藤講師は、大学、専門職大学や専門学校の高等教育機関4校、合計415人を対象にeco検定教科書の一部を取入れた環境保全やSDGsの講義を実施するなど環境教育を促進したほか、市民団体のSDGs推進メンバーとしてローカルSDGsを促進するために重要となる様々な関係者とのパートナーシップづくりに注力してきた。
また、環境NGOの専門家としてバングラデシュ・シュンドルボン地域の零細農村生産者を対象とした農畜林水産物の6次産業化による生計向上事業に取り組んだ点などが高く評価されての受賞となった。