社会人向けの総合専門職大学院大学である社会構想大学院大学は、3つ目の研究科となる社会構想研究科の新設を文部科学省へ申請した。届出は受理され、6月23日に文科省のHPにおいて「令和6年度開設予定の大学の学部等の設置届出一覧(令和5年4月分)」として公開されている。
先端教育機構によると、社会構想研究科は不確実性の高い現代社会で理論やデータに基づいて社会問題の構造を見定め、理想像を実現する能力を備えた高度専門職業人の要請が目的。政治家や企業経営者、社会起業家らを対象に、社会学理論を教えるだけでなく、根拠に基づいて論理を構成する能力、俯瞰的な視野に立って社会を構想する能力を養う。
取得できる学位は社会構想修士。修業年限は2年間で、入学定員25人。授業は基礎科目、専門基礎科目、専門科目、社会構想探究科目の4区分を設け、平日の夜間と土曜日に行う。学費は入学金10万円(初年度のみ)、授業料160万円(単年度)。入学試験は書類、筆記、面接で実施する。
セミナーと説明会はオンラインで開催しており、事前申込のうえ無料で参加できる(日程は大学ホームページ参照)。また、8月20日(日)にはオープンキャンパスも開催する。さらに、説明会日程に参加できない場合や研究計画テーマや書類作成の悩みが相談できる個別相談も受け付けている。
社会構想大学院大学は2017年の設立。東京都新宿区高田馬場にキャンパスがあり、コミュニケーションデザイン研究科と実務教育研究科を置いている。