2023年11月4日、静岡理工科大学は高校生を対象にしたSIST体験型講座「まちあるきで学ぶ防災 高校生編 安心安全な暮らしを支える道路の健康診断」を実施した。

 静岡理工科大学では、「実験やものづくりなど、実際に体験できる講座を開講してほしい」という地域の声に応え、市民を対象とした「SIST体験型講座」を開催している。今回の「まちあるきで学ぶ防災 高校生編」では、社会全体でインフラメンテナンスに取り組む機運を高めようと活動する「インフラメンテナンス国民会議」の専門家とともに高校生たちが日頃利用している道を歩いた。

 道路は人や車が快適に行き来できるように維持されているだけではなく、交通以外の様々な機能も兼ね備えている。専門技術者による定期的な点検だけではなく、一般市民だからこそ気づけることもある。高校生たちは袋井市役所を起点に歩きながら道路の状態を確認。普段気に留めないひび割れや段差はどのように発生したのか?また、そこは安全なのか?そうでないのか?細かくチェックした。

 観察を終えた高校生たちはフィールドワークで得られた気づきをグループワークでメンバーと共有し、対応策や予防策を考えた。道路以外に歩道や街並みにも着目し、意外な気づきや発見もあがった。

参考:【静岡理工科大学】SIST体験型講座「まちあるきで学ぶ防災(高校生編)」を開催しました。

静岡理工科大学

2022年4月土木工学科を新たに開設。研究を通して専門力と人間力を身につけた技術者を育成

静岡理工科大学は、静岡県唯一の私立理工系総合大学として理学系と工学系の学科を併せ持ち、2学部7学科1専攻で編成されています。 研究室は、少人数体制での運営をモットーにしており、学生と教員の距離が近いことからコミュニケーションが取りやすく、学生一人ひとりにきめ[…]

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