2024年10月26日(土)~27日(日)、科学技術振興機構はテレコムセンタービル(江東区青梅)と日本科学未来館の2拠点で国内最大級の科学イベント「サイエンスアゴラ2024」を開催する。今回は出展企画を約150に拡大し、5年ぶりに完全実地で実施する。

 科学技術振興機構によると、テーマは「サイエンスと共に未来へ ~Bound for the future with Science ~」。さまざまなブースやセッションを楽しみながら旅することで、参加者がそれぞれ未来へ向かう羅針盤を見つけてほしいとの願いを込めた。科学への興味・関心を喚起する体験・実験から、遠隔医療が可能な移動型手術車両や人と生成AIとの共生といった未来のテクノロジーまで、幅広い層が楽しめる約150企画が出展する。

 メイン会場のテレコムセンタービルでは、来場者の好奇心を刺激し、出展者同士も新たなつながりが生まれるよう、元日本テレビアナウンサーで同志社大学ハリス理化学研究所の桝太一助教ら11名の推進委員会メンバーが企画配置を工夫。出展者の間で新たなつながりが生まれるよう「地球・生き物・私たち」、「食・暮らし・健康」など5つのジャンルに分ける。

 主な企画は、福井県立大学恐竜学研究所が監修したVR技術活用の恐竜観察、東京都市大学理工学部の五十嵐美樹特任准教授によるサイエンスショー、教育界の第一線で活躍している立命館小学校(京都市北区)の正頭英和教諭による子どもの主体的な学びを引き出すワークショップ、ミニドローンの操縦体験など。次世代を担う大学生や中高生も工夫を凝らしたブースを出展する。

 2019年から若い才能の育成を目的に併催している「国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト」や科学への夢や自由な発想を発掘する「学生アイデアファクトリー」など次世代を巻き込んだ取り組みも予定している。

<サイエンスアゴラ2024>
日時:10月26日(土)~27日(日)10:00~17:00 
会場:テレコムセンタービル、日本科学未来館(東京都江東区青海)
費用:無料(一部、実費徴収の企画あり)
※前夜祭 10月25日(金)(オンライン、1企画)

参考:【科学技術振興機構】「サイエンスアゴラ2024」約150の出展企画が決定規模を拡大し完全実地開催、幅広い話題を取り上げ未来社会を描く場に

大学ジャーナルオンライン編集部

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