東京情報大学(千葉県千葉市)では、保護者をはじめ二親等以内の親族が医療従事者である者を対象とした「特待生総合型選抜(医療従事者ファミリー入試)」を2026年度入試に新設する。

 大学進学先として看護分野を志望する高校生には、その保護者が看護師等の医療従事者である場合が多く、東京情報大学看護学部に入学した学生においても、保護者(特に母親)が現役の看護師等である割合が高い傾向にある。これは、保護者が医療機関等で働く様子を幼少期から見聞きする中で、看護師等の仕事の魅力を身近に感じ、保護者を自身の将来の目標(キャリアモデル)として捉えているからと考えられる。このような環境にある学生は、家庭内でのコミュニケーションを通じて、医療機関や看護職の現状や課題について深く理解できる優位性を持っており、また、看護師を志す意思が強固で、大学入学後も高い修学意欲を維持することから、周囲の学生にも好影響を与えることが期待できる。

 今回導入する「特待生総合型選抜(医療従事者ファミリー入試)」は、このような志の高い学生に経済支援を行うことを目的としている。合格者全員を特待生に採用し、初年次授業料の半額(500,000円)を免除する。

 募集するのは看護学部看護学科で、募集人数は5名。高等学校(中等教育学校を含む)を2026年3月卒業見込みで、二親等以内の親族が医療従事者である者を対象とする。書類審査(調査書、志望理由書に関する審査)、面接を通じて、看護師を志した経緯や、身近な医療従事者の働く姿をどのように考えているか評価する。試験日は2025年10月18日(土)、合格発表は11月1日(土)。

参考:【東京情報大学】【東京情報大学 受験生サイト】特待生総合型選抜 医療従事者ファミリー入試 ※専願

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