ワインづくりから養蜂へと広がる活動
CUC100ワイン・プロジェクトのメンバーは、ぶどう栽培やワインづくりを通して感じた「人間と自然が共生する意義」を、さらに多くの人々と共有し理解を深めたいと2022年3月より養蜂事業「国府台bee Garden」にも取り組み始めた。
都市養蜂の先駆者である「銀座ミツバチプロジェクト」の全面的支援を受け、花粉交配を担うポリネーター(送粉者)として非常に重要な役割を持つミツバチをキャンパス内で飼育する。大学周辺の緑化および生態系の維持に貢献するとともに、採取した蜂蜜で地元菓子店やレストラン等とコラボ商品を開発・販売し地産地消の促進や地域活性化にもつなげている。地域住民や子どもたちに向けた、草花観察会、採蜜体験会、ミツバチ観察会などのさまざまな交流も行なっていく。
CUC100ワイン・プロジェクトが繋ぐ地域の未来
「1本のワインボトルの中には、全ての書物にある以上の哲学が存在する」
フランスの細菌学者ルイ・パスツールの言葉にあるように、ワインづくりから学ぶことは無数にある。
千葉商科大学が創立100周年を迎える2028年には、多世代が繋がって地域を支え合う文化がより一層必要となるだろう。
その時、このプロジェクトに関わった大学生が社会人として地域を支え、小学生は大学生になってプロジェクトの中心メンバーとして活躍し、高齢者は農作業を通して元気になる。そんな未来を想像しながら、このプロジェクトに参加する学生たちはぶどうを育てている。
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