2026年10月27日、明治国際医療大学「農学部 食農エコロジー学科」(京都府南丹市)が、2027年4月開設として文部科学省から設置認可を受けた。入学定員は85名で、これにより2027年度に新設される農学部は全国で3大学となった。
明治国際医療大学の農学部は、食農エコロジー学科の1学科で構成され、アグロエコロジーコース、食農システムコース、オーガニックフードコースの3コースを設置する。日本で初めてオーガニック(有機農業)に特化した学部教育を行う点が特徴で、学びの中心となる実験・演習・実習のための新校舎をキャンパス内に整備している。
2027年度に新設される農学部は、同大学のほか、清泉大学 農学部(入学定員85名:長野県千曲市)、広島修道大学 農学部(入学定員260名:広島県広島市)の計3大学となる。また、新潟薬科大学(2027年4月より新潟科学大学に名称変更:新潟県新潟市)は、応用生命科学部を「食農情報学部」へ名称変更し、学科新設や学科名変更を行っている。
一方、2027年度に新設される環境系学部は全国で2大学。2026年度に立教大学(入学定員204名:東京都豊島区)が環境学部を新設したのに続き、2027年度は東洋大学 環境イノベーション学部(入学定員140名:埼玉県川越市)と龍谷大学 環境サステナビリティ学部(入学定員130名:滋賀県大津市)が新設される。また、兵庫県立大学 環境人間学部(兵庫県姫路市)、人間環境大学 環境科学部(愛知県岡崎市)、南九州大学 環境園芸学部(宮崎県都城市)でも、学科新設や改組が行われている。
文部科学省は、理数系人材不足への対応として、2040年までに公立高校普通科の文系・理系の生徒割合を同程度にし、全校で文理横断的な学びに取り組む方針を示している。新設が相次ぐ「農・環境」系学部には、文理の枠を超えて学べる内容が多く含まれており、文系・理系どちらの受験生でも出願しやすい試験方式を採用する大学が増えている。
