2017年8月、昭和女子大学(東京都世田谷区)で建築を学ぶ学生14人が、1号館学生入口前で地震に強く合理的なツーバイフォー工法による建築作業に挑戦する。生活科学部環境デザイン学科中山榮子教授の「枠組壁工法を用いて自分たちの手で建物を建ててみよう」プロジェクトによるもので、女子大学でこのような実習をするのは初めて。

 建物はツーバイフォー工法による3畳大実物の平屋建て。建設業界を目指す女子学生にとって、工法や技法を学びながら建築現場を体験する貴重な機会となる。一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会が建材や講師(大工)の手配に協力し、ツーバイフォー工法に関心を持ち、工法に関する理解を深めてもらう。

 国土交通省では「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を策定し、様々な取り組みを始めているが、女性比率は極めて低く、建築・住居学を学べる女子大学も多くない。昭和女子大学では昭和61年に卒業生が1級建築士受験資格を得られるようになり、多くの女性建築家 を輩出してきた。

昭和女子大学

多様性に満ちたスーパーグローバルキャンパスで、人生を切り拓く力を養成

学びを深め、視野を広げる6学部14学科を擁し、高度な専門知識に加えて、社会で活躍するための幅広い力を身につけるためのキャリア教育とグローバル人材育成教育に力を注いでいます。キャリア関連科目は1年次から始まり、インターンシップや就職支援講座も多数開設。海外キャン[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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