横浜国立大学が構成大学として参加している東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科※(博士課程後期)1年生藤田寿伸さんは、ミラノのこどもミュージアムMUBA(Museo dei Bambini Milano)が同館ニュースレターに発表している「子どものためのコロナウイルスを知る絵本」の内容を日本語に翻訳した。
「子どものためのコロナウイルスを知る絵本」の正式タイトルは「好奇心を持った男の子と女の子のための銀河コロナウイルスガイド」。イタリアのミラノ、ジェノバ、ヴェローナ、ローマの子どもミュージアムが連携して制作した。絵本には、コロナウィルスが中国の武漢で生まれたこと、李文亮という医者が発見し、新しい伝染病として警告したこと、コロナウィルスの大きさや予防対策、さらに、友達に会えない時間に創造性をはたらかせて過ごしてほしいという願いなどが盛り込まれている。
藤田さんがこの絵本を日本語訳したことは、グローバルな視点で問題を捉え、かつ地域や社会に貢献していく同大学の姿勢と一致した活動のため、横浜国立大学のホームページからフリーダウンロードできるようになっている。
※連合学校教育学研究科は、東京学芸大学、埼玉大学、千葉大学、横浜国立大学の教育学部及び教育学研究科を母体として構成される連合大学院。博士課程後期3年のみの課程からなる独立研究科。学校教育学専攻の1専攻で組織し、9講座(教育科学関係の3講座と教科の内容を研究する基礎科学と教科教育学とを含んだ教科領域関係の6講座)で構成されている。
参考:【横浜国立大学】「子どものためのコロナウイルスを知る絵本-好奇心を持った男の子と女の子のための銀河コロナウイルスガイド」を連合学校教育学研究科の院生が翻訳