畿央大学は2020年9月9日・10日、非常勤を含む教員・職員を対象に「遠隔授業説明会」を開催した。2020年度のFD(ファカルティ・ディベロップメント)研修会も兼ねて企画されたもので、2日間で約100名の教職員が参加した(オンデマンド参加を除く)。

 もともと全学生にノートPCを無償貸与している畿央大学では、対面での対応が不可欠な授業を除き、遠隔授業を中心に、通常通りの日程で前期をスタートした。一方、後期の授業は、対面授業を主としながら遠隔授業を併用する「ハイブリット型」で行うことが決定している。

 説明会では後期に実施される遠隔授業をより教育効果の高い内容とするため、大学で活用しているOpenCEAS(授業支援型ラーニングシステム)の使用方法の再確認や、遠隔授業に使えるツールの紹介のほか、前期末に学生に行った「遠隔授業アンケート」の結果やこれまでの授業の工夫、成功例などの情報も共有した。

 学生たちのアンケートでは、遠隔授業について「快適とまではいえないが、大きなストレスを感じることはない」がもっとも多く46.8%を占め、「特にストレスを感じることはなく、快適である」と合わせると6割近い学生が概ね順調に学修を進めていることがわかった。一方で残り4割の学生が何かしらのストレスを抱えていることになるため、真摯に受け止めるべき今後の課題として確認し合った。

 授業形態に関して「課題提示型」「オンデマンド型」「双方向型」の遠隔授業の中で最も学生たちの支持を集めたのは、自分のタイミングで自由に視聴できる「オンデマンド型」であることが判明。また、対面授業よりも質問がしづらいと感じた学生が半数にのぼること、フィードバックの有無が満足度に影響していることなど、学生たちの様々な意見を共有した。

 最後は遠隔授業の経験談や疑問点などについて話し合いが行われ、後期の遠隔授業運営にむけ、貴重な意見交換の場となった。畿央大学では、遠隔授業の新しい可能性を最大限まで高める努力を行い、対面授業とのバランスをとりながら授業を進めていく方針だ。

参考:【畿央大学】令和2年度 遠隔授業説明会(研修会)を開催しました。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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