神戸大学は神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で実施している新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場運営に参画した。神戸市やノエスタを本拠地とするJリーグのヴィッセル神戸、楽天グループなど産学官18者が連携した事業で、高齢者以外の接種が今後増えてくるのを考慮し、6月から新しい取り組みも始める。
神戸大学によると、参画している主な企業、団体、大学は兵庫県看護協会、SBCメディカル、東京慈恵会医科大学外科学講座、神戸女子大学、京都橘大学、大手前大学など。
ノエスタの大規模接種会場では、5月22日から接種予約の受付、31日からワクチン接種を始めたが、接種対象者が当初の高齢者からそれ以外の年代に広がるのを受け、保育士が常駐するキッズスペースの開設、ノエスタのピッチサイドを散策できる企画「ピッチサイドウォーク」の実施、ヴィッセル神戸オリジナルクリアファイルの配布など、家族ぐるみで大規模接種を楽しく受けてもらう企画を進める。
クリアファイルの配布を受けた人はヴィッセル神戸の試合のチケットやグッズが当たるキャンペーンに参加できるほか、試合当日に提示するとグッズの10%割引など特典を受けられる。
楽天グループはノエスタでのワクチン接種を特設ページで案内するとともに、ヴィッセル神戸のイニエスタ選手らが医療従事者や神戸市民に向けたメッセージを発信している。
参考:【神戸大学】産学官18者連携の新型コロナワクチン大規模接種会場「ノエビアスタジアム神戸」における新たな取り組みについて