内閣府の2021年度国立大学イノベーション創出環境強化事業にお茶の水女子大学、浜松医科大学、名古屋大学、北海道大学の4校が採択された。4校は合計14億円の配分予算を活用し、イノベーション創出に必要な財源とする。

 内閣府によると、国立大学イノベーション創出環境強化事業は外部資金獲得実績などに応じた資金を配分することで、民間企業との共同研究に必要な間接経費の確保や、寄付金など多様な民間資金獲得を推進し、イノベーションの創出に経営基盤の強化を促すのが狙いで、2019年度から実施している。

 2021年度の総配分額14億円は2019年度の1億円、2020年度の2億円から大幅に増額されている。配分額はお茶の水女子大学が3億円、浜松医科大学が2億円、名古屋大学が5億円、北海道大学が4億円。交付期間は2年間だが、年に1回以上行われる取り組み評価で不十分と判定されれば、配分額の減額や交付期間の短縮がある。

 審査は大学収入に対する外部資金の割合や共同研究直接経費に対する間接経費の割合を点数化して順位付けしたうえで、上位校から民間資金獲得額増加計画調書の提出を受け、各校の担当者らからヒアリングを実施して採択校を決めた。

参考:【内閣府】令和3年度国立大学イノベーション創出環境強化事業

名古屋大学

真の勇気と知性をもち、未来を切り拓いていける人をめざす

名古屋大学は、9学部・13研究科、3附置研究所、全国共同利用・5共同研究拠点などを擁する総合大学です。創造的な研究活動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出しています。自発性を重視する教育実践によって、論理的思考力と想像力に富んだ勇気ある知識人を育成[…]

北海道大学

産業界や地域との連携を強固に「北海道大学ならではの実学」が世界をリード

北海道大学の起源は、1876年に設立された札幌農学校に遡る。長い歴史の中で、「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」という基本理念を掲げ、培ってきました。 この理念の下に国際的に通用する高度な学問的素養をもち、的確な判断力とリーダ[…]

浜松医科大学

良質な医療人を育成し、独創性のある研究成果を世界に発信し、地域医療を中核的に担う

浜松医科大学は、医学・看護学に関する基礎的知識・技術の習得はもちろんのこと、問題解決能力と自学自習の態度・習慣を身につけ、医療倫理を尊重して、人々の健康に貢献することを誇りとする医療人の育成をめざしています。医科大学の特性を生かした医学科と看護学科の学生が共に[…]

お茶の水女子大学

社会をリードし時代を創る女性たちを育てる、国立総合女子大学。

お茶の水女子大学は、1875(明治8)年に東京女子師範学校が設立されたことに始まります。以降、学ぶ意欲を持って社会のために役立ちたいと望む女性たちのために、女子教育の先達として、道を切り拓いてきました。そして今も、広い知識と豊かな想像力を備え、豊かな未来を創造[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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