Notion Labs Japan合同会社は、慶應義塾と2026年2月に締結した包括的連携覚書に基づき、慶應義塾が掲げる「AIキャンパス構想」の共通基盤としてNotion※の全学展開を共同で始動した。両者は合同チームを編成し、基盤の設計から研修、教職員ポータルの構築までを一体となって取り組んでいる。2026年5月に非常勤を含む全教職員(約11000名)へ利用環境を展開し、直近90日間で利用者の約8割がNotion AIを利用。人とAIが協働するAIネイティブな大学運営への転換が始まっている。

 本取り組みは、ソフトウェアを提供して導入を委ねる関係ではなく、慶應義塾の担当者と、Notionの導入支援チーム(プロフェッショナルサービス)が合同チームを編成し、定例的に方針をすり合わせながら、基盤の設計、研修プログラムの共同開発、部門への展開支援を進めてきた。教職員ポータルの構築も、同チームの協力を得て、情報構造の設計、既存システムからの移行方針、AIが参照しやすい形での知識整備を共同で検討している。国内の大学で前例が限られる領域であるため、慶應義塾が持つ大学運営の実務知識と、Notionが国内外の導入支援で蓄積した実装知見を突き合わせ、設計と検証を繰り返しながらプロジェクトを推進している。

 2026年度下期には、部門・プロジェクト単位で共同利用できる環境(チームスペース)を順次提供。年内をめどに、Notionのプロフェッショナルサービスの協力を得ながら、教職員ポータルをNotion上へ移行し、学内のニュース、ナレッジ、規程、手続きを集約する。学生に対して、学びや創造の場におけるAI活用も段階的に検討し、AIの責任ある活用と実践知の醸成を図っていく。あわせて両者は、MOUに掲げた「成果・ベストプラクティスの国内外への共有」に基づき、この共同構築で得られた運用ノウハウや公開可能なテンプレート等を、国内外の教育機関へ発信していく。

 学校法人慶應義塾の伊藤公平塾長は、「慶應義塾は、AIを単なる効率化の手段としてではなく、教職員・学生・研究者が知識を共有し、新たな価値を生み出すための知的基盤として位置付けています。Notionとの協働を通じて、必要な情報により速く、自然にたどり着き、組織の知見を次の活動へつなげられる環境を構築していきます」とコメントした。

※Notionは、チームとAIエージェントが一緒に仕事を進めるためのワークスペース。ナレッジ、プロジェクト、AIツールを一箇所にまとめることで、チームが必要な情報を見つけ、仕事を整理し、日々の業務をよりスムーズに進められるよう支援する。議事録からのアクションアイテムの整理、必要な情報の検索、タスク管理、プロジェクトの立ち上げ、受信トレイの整理など、さまざまな業務をAIエージェントがサポート。チームの規模や働き方に合わせて柔軟にカスタマイズでき、個人から企業全体まで幅広く活用できる。

参考:【PR TIMES】慶應義塾とNotion、「世界最高峰のAIキャンパス」の共通基盤が始動

慶應義塾大学

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