2020年4月22日、芝浦工業大学は在学生に対し一律6万円の臨時奨学金給付を決定した。新型コロナウイルス感染拡大による講義のオンライン化に伴い、学生のPC環境整備や通信費用を補助する目的。2020年度後期の学費から給付額6万円を減額するかたちで実施する。

 緊急事態宣言の発出を受け、芝浦工業大学でも5月6日までキャンパスを封鎖し、前期授業は5月11日からオンライン講義を実施するなどの対応をとっている。オンライン講義の実施については、授業運営体制から必要な学修時間の保証、教育内容の保証など体制構築に向けて検討と準備を進めており、今回の奨学金はその一環。

 前期授業はすべてオンラインで行い、授業回数を通常14回のところ12回で実施する。これについて村上雅人学長はホームページ上で「学生が教育を受け、学修する権利の保証もしなければなりません。大学では、学生に対する約束として、提供するすべての講義において、なぜこの講義が必要なのか、どのような能力を育成するのかをシラバスに明示しております。講義回数は2回減りますが、この約束は必ず守ります。そのため、学修成果をいかに維持するか、また、必要な学修時間をいかに確保するかを教職員が協働で議論を進めています。」と保護者に説明した。

 また鈴見健夫理事長は今回の対応について在学生保護者に協力への感謝を述べるとともに、学費について「オンライン講義に向けた体制構築や環境整備などに教員・職員が全力で注力しており、皆様から徴収する学費の一部もこれらの取り組みに要する費用に充当されています。また、仮に休校中であっても大学が保有する施設設備に対してはメンテナンスを含め、一定の経費が発生するものであり、これらも含めた費用のご負担につき、ご理解とご協力をいただきたい」と理解を求めている。

 芝浦工業大学はその他、学費納入期限を6月1日まで延長したうえで、家庭の経済事情にあわせて延納手続きも受け付ける。また家計が急変した学生に向けた特別奨学金・緊急時奨学金も用意しており、国の支援策と併せて案内していく。

参考:【芝浦工業大学】2020年度前期のオンライン講義実施に伴う臨時奨学金(給付)について

 

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大学ジャーナルオンライン編集部

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