文部科学省は私立大学の金沢医科大学と近畿大学が2021年度から医学部の収容定員増を申請してきたことを明らかにした。2021年度の国公私立大学全体の医学部定員は2020年度より27人多い9,357人になる計画で、国立大学では山形大学と新潟大学が定員増を申請している。

 文科省によると、金沢医科大学は医学部医学科の定員を2020年度より1人多い108人、近畿大学は5人多い112人とする計画。山形大学は8人増やした113人、新潟大学は5人多い127人とする。

 医学部の定員は1982年、1997年の閣議決定で7,625人まで抑制してきた。医師の適正数を維持し、医療費を抑制するためと説明されていたが、2000年代に入って東北など地方で深刻な医師不足が明らかになり、新医師確保総合対策、緊急医師確保対策などによって相次いで医学部定員の拡大を続け、2013年度から9,000人台に広がっている。

 2020、2021の両年度は2019年度の定員9,420人を超えない範囲で暫定的に現状の定員をおおむね維持するとされている。これに基づき、2021年度は地方で地域医療を担う医師を養成する地域枠が25人増、研究医養成のための研究枠が1人増となる見通し。

参考:【文部科学省】令和3年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧(PDF)
令和3年度からの国立大学医学部の収容定員の増加に係る設置計画一覧(PDF)
令和3年度医学部入学定員増について(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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