持続可能な社会実現の担い手たち

 自然エネルギー100%大学をめざす活動に大きく寄与しているのが、大学とともに学生目線で省エネや地球温暖化防止活動の普及啓発に取り組む学生団体「SONE(自然エネルギー達成学生機構)」だ。

 2018年の発足以降、「打ち水で涼しく大作戦」や「グリーンカーテンづくり」など、学生目線で省エネや地球温暖化防止への取り組みを企画・実施し、大学への提言などを通じて、学内電力消費量の削減をめざしている。

 

 

 こうした千葉商科大学の一連の環境への取り組みが知られるようになり、学生の意識や行動も変化、意欲的な学生も集まっている。例えば、新入生が『学内の自動販売機が多すぎるのでは』との発想から、自主的に販売量や電力使用量を分析し、自動販売機の設置企業と議論して自販機の削減と省エネ機への変更を実現した。

 これらは学生でもエビデンス(根拠)を持って動けば、社会は応えてくれるという学びにもつながり、自らが動くことで、地域や社会を少しずつ変えることができるという実感を得ているようだ。彼らによって、持続可能な社会の実現される日は、そう遠くはないのかもしれない。

 千葉商科大学では、地域を志向した持続可能な社会づくりや大学としてSDGsへ貢献することをめざした「学長プロジェクト」の一環として、丸の内サテライトキャンパスで定期的に公開講座を開催するなど、市民から実業界、行政まで広く社会に向けても様々な活動を展開している。

 

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千葉商科大学

これからのために、やるべきことを。

千葉商科大学では、伝統の実学教育を発展させ、授業で学んだ知識や理論を実社会のさまざまなプロジェクトで試し、多くの気づきや発見を繰り返して成長する学びを実践しています。知識と経験の両輪から深く広く学び、自ら考え、意思決定し、未来を切り拓いていくことができる人材を[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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