イギリスの大学評価機関、クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)が行っている世界大学ランキングのアジア地域編において、2018年版の最新ランキングが発表された。アジア地域上位20校に日本の5大学がランキングされ、日本のトップは、13位の東京大学だった。

 QS大学ランキングは、学術的な対外評価(研究の質を評価)、雇用者からの評価(卒業後の就職先に関する良否を評価)など10項目にわたる独自の評価項目によって、各大学をランク付けしたもの。今回のQS大学ランキングアジア地域編では、アジア地域の17の国と地域から425の大学を評価。この評価対象大学数は、これまでで最多となり、世界で最も規模の大きい大学評価となった。

 今回発表された2018年版のアジア地域における大学の最新ランキングトップ10は以下のとおり。2017年版は3位だったシンガポールの南洋理工大学が1位となり、2017年版で11位だった中国の復旦大学が4つ順位を上げ、今回初めてトップ10内にランキングされた。

1位 南陽工業大学 /シンガポール
2位 シンガポール国立大学/シンガポール
3位 香港科学技術大学/香港
4位 韓国科学技術振興機構/韓国
5位 香港大学/香港
6位 清華大学 /中国
7位 復旦大学 /中国
8位 香港市立大学 /香港
9位 北京大学 /中国
10位 香港中文大学/香港

 日本の大学のランキングは以下のとおり。※( )内は2017年版のランキング
13位(13)東京大学
14位(14)東京工業大学
15位(17)大阪大学
17位(15)京都大学
20位(20)東北大学
27位(26)名古屋大学
29位(32)九州大学
31位(28)北海道大学
36位(42)慶應義塾大学
39位(41)早稲田大学

 日本の大学トップは東京大学だが、続く東京工業大学との差はわずか0.1ポイントだった。近畿地方の大学では、大阪大学が2つ順位を上げた一方、京都大学が2つ順位を落とした。
QSのリサーチダイレクターを務めるベン・ソーター(Ben Sowter)氏は「東京大学、大阪大学、名古屋大学、京都大学など上位に位置する日本の大学は順位が頭打しております。しかしながら、これに続く階層の大学が順位を狭め、上位大学に近づいていることを示すデータを得ています。神戸大学、一ツ橋大学、広島大学、東京医科歯科大学、そして千葉大学が、60~100位間にランキングされています。これら全ての大学が順位を5以上、上げております。東京工業大学が東京大学に極わずかまで迫っていることなどから、日本の高等教育分野が未だ高い競争力を維持していると言えます」とコメントしている。

 また今回の評価で、大学側の指導力を示す「学生-教員比の低い」大学に、アジア地域全体で東京医科歯科大学(全体86位)がトップとなったほか、日本の6つの大学が入った。

参考:【Quacquarelli Symonds】Nanyang Technological University is the Best University in Asia

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大学ジャーナルオンライン編集部

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