東京理科大学総合研究院 黒田玲子教授が外務省の「女性の理系キャリア促進のためのイニシアティブ(WINDS)」大使に再任された。

 WINDSは、STEM分野(科学、数学領域に重点をおいた教育)における女性の活躍が、新たなイノベーションなどを通じ成長戦略に寄与し、女性の経済的地位を向上させるとの信念の下、G7伊勢志摩サミットで立ち上げられた。STEM分野の女性キャリアにビジョンを示し、活躍推進の環境整備を後押しし、女性活躍の機運を国内外で高めていくことを目的としている。

 外務省は、STEM分野における女性の活躍促進への貢献、理系の魅力を積極的に広報することを任務とし、2016年11月1日付で、黒田玲子東京理科大学教授、山崎直子宇宙飛行士、玉城絵美H2株式会社共同創業者の3名にWINDS大使を委嘱。2018年には引き続き黒田教授に任期1年でWINDS大使を委嘱した。

 黒田教授(東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 教授/東京大学名誉教授/スウェーデン王立科学アカデミー会員)は、1975年に東京大学 理学系研究科 化学専門課程 博士課程を修了。研究分野は、化学・生物学、特に、キラリティー(左右非対称性)の科学を専門としている。2013年には、「キラリティーに関する研究」により「ロレアルーユネスコ女性科学賞 (ユネスコ)」、2014年には「固体キラル化学の展開と新しいキラル分光計の開発」で「向井賞 (東京応化科学技術振興財団)」などを受賞。

 また、長年、研究を続ける傍ら、国連科学諮問委員会の委員や発展途上国における科学振興のための世界科学アカデミー「TWAS」のフェローも務め、科学と政策の関連強化に努めている。

 黒田教授は再任をうけ、『宇宙、地球、生命の不思議の解明に、エネルギー・食料・水・資源の枯渇や環境問題などの問題の解決に、また、健康で豊かな暮らしに向けて、科学技術への期待が高まっています。科学と社会のより良い関係の構築も大切です。女性は理科系に向かないなどという人がいたのは、一昔前のこと。世界があなたの活躍を待っています。』と理系女子たちにメッセージを送った。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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