工学院大学(東京都新宿区/八王子市)は、国際的な発信や国際交流が活発化する中で、日本の首都である東京に2つのキャンパスを構え、「Technology & Engineering」を専攻できる大学であることを海外に向けてわかりやすく発信するため、バイラインに「KUTE-TOKYO」を新たに採用すると発表した。バイラインとは、ブランド名に添えられるそのブランドを紹介するテキストを指す。

 2017年に創立130周年を迎えた工学院大学は、創立150周年に向けてのビジョンをまとめた「VISION150」を改定、本年度~2023年度まで5年間の中期計画「コンパス2023」も策定し、学園の中長期的な方針を決定した。なかでも「KUTE-TOKYO」は、国際的な発信力を高める施策を推進するために使用される。

 「KUTE-TOKYO」の「KUTE」は、Kogakuin University of Technology & Engineering の略であり、1887年に「工手学校」として発足し、新制大学となる以前から工学院の名称を有していた「工学院大学」が、「Technology & Engineering」を専攻する教育・研究組織であることを表している。「TOKYO」に関しては、新宿キャンパスを「Tokyo Urban Tech Tower Campus」、八王子キャンパスを「Tokyo Big West Innovation Campus」と称し、首都東京に2つのキャンパスを構えていることを国際的にアピールしていく。

 また、工学院大学は2019年4月、先進工学部に2つの専攻を新設する。機械理工学科には、本学独自の留学制度である「ハイブリッド留学®」を活用してパイロットの資格取得を目指す「航空理工学専攻」を開設し、工学と操縦技術を兼ね備えたエンジニア・パイロットを養成。さらに、応用物理学科に開設する「宇宙物理学専攻」では、理工学の幅広く高度な知識を備え、今後拡大が予測される宇宙産業に貢献できる人材の育成を目指す。

大学ジャーナルオンライン編集部

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