2015年9月28日発行の国際天文学連合(IAU 本部パリ)の「小惑星回報(M.P.C.95803)」にて、火星と木星の間の軌道を回る直径8キロの小惑星が大手前大学(兵庫県西宮市)にちなみ「Otemaedaigaku」と命名されました。小惑星に日本の大学名がつくのは愛媛大学に続いて2例目となり、私大では初めて。

 これは北海道北見市の個人天文台にて、アマチュア天文家 円舘金氏と渡辺和郎氏によって1993年9月に発見された16,644番の小惑星です。ふたりはこれまでに合わせて500以上の小惑星を発見。北海道網走郡在住の円舘氏は、本業の木工細工の傍ら小惑星や系外惑星などの捜索観測を積極的に行っています。渡辺氏は札幌市在住でNPO法人東亜天文学会の小惑星課長であり、国内の小惑星捜索者のリーダーとして活躍。

 今回の小惑星命名については、同大学 通信教育部 非常勤講師でありNPO法人東亜天文学会理事長の山田義弘氏が2016年に大学50周年を迎えるに際し、元同学教授の長谷川一郎氏に相談し提案。渡辺氏が国際天文学連合小惑星センター(米国マサチューセッツ州)に申請し、この度命名公表に至りました。同連合からの「小惑星命名記念額」は、山田氏より同学園 福井要理事長と柏木隆雄学長に届けられ、学園からは山田氏に感謝状が贈呈。
同大学の女子大学時代の校章は「不朽」の思いを込めて星をかたどっていましたが、共学化で変更。今回の星との縁の復活に大学側は「建学時の思いが50年を経て軌道に乗った」と語っています。

 小惑星命名については、現在発売中の『月刊 天文ガイド』2016年1月号(誠文堂新光社)にて詳しく紹介されています。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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