神奈川大学は、学生の経済的支援を入学前に確約する給付型奨学金「神奈川大学予約型奨学金」を2017年度入学試験より新設すると発表。同学独自の奨学金制度を拡充させたもので、地方出身学生が安心して学業に専念できるようサポートすることを目的としている。

 1928年、米田吉盛が開学した「横浜学院」に端を発する神奈川大学の大きな特徴は、「米田吉盛教育奨学金」にある。「教育は人を造るにあり」という教育理念に基づき創設された給付型の奨学金で、新入生・地方出身者・大学院生など対象とする学生別に10種類以上が用意され、かつそのほとんどを返済不要としている。

 なかでも有名なのが、日本育英会(現:日本学生支援機構)発足にさきがけること10年、1933年に創設された「給費生制度」だ。これは4年間で最大800万円、返還不要の奨学金を給付するもので、「学ぶ意欲のある学生が経済状況でその夢をあきらめてはいけない」という創立者の想いのもと、単なる経済援助だけでなく、地方からも優秀な人材を集め、その才能を開花させることを目的とした、80年あまりの伝統をもつ制度である。

 2017年度より新た「米田吉盛教育奨学金」に加わる「神奈川大学予約型奨学金」は、神奈川県・東京都以外の高等学校出身者に対象を絞った給付型奨学金制度。申請期間は11月1~18日、採用候補者決定は12月下旬。採用候補者は200名を予定しており、文系学部では年額40万円、理工系学部では年額50万円が最大4年間給付されるという。

参考:【神奈川大学】「学びたい!」を応援する多彩な奨学金制度

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大学ジャーナルオンライン編集部

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