大阪大学法学部と松下政経塾は、2026年度秋・冬学期に、社会連携講義「国家・企業・地域の現場から」を開講する。松下政経塾が国立大学と提携して学部生向けの講義を開講することは初めて。この社会連携講義を通じて、松下政経塾と大阪大学法学部は未来の国家・企業・地域経営を担えるリーダー人材の育成を目指す。
松下政経塾は1979年、松下幸之助が日本の将来を見据え、「国家を経営する人材を育成する」ことを目的として建塾した。自修自得・現地現場を基本として社会を担うリーダーの育成に取り組んでおり、政界をはじめ多くの人材を輩出している。本社会連携講義は建塾の趣旨に立ち返り、その経営哲学である「国家経営」の考え方を基軸に据えて実施する。
開講科目は社会連携講義「国家・企業・地域の現場から」(担当教員:大阪大学大学院法学研究科 上川龍之進教授、醍醐龍馬准教授)。2026年10月1日から2027年1月14日(全14回)まで、大阪大学法学部2~4年生200人を対象に開講する。講師として松下政経塾出身の白井智子氏(株式会社こども政策シンクタンク 代表取締役)や前原誠司氏(衆議院議員)、鈴木康友氏(静岡県知事)など14名が登壇する。
国家・地域・組織の現場で実践を積んできた講師による講義と、受講生との議論を通じて、統治と公共性の在り方や、リーダーに求められる役割及び責任について考察する。様々な課題を抱える国際社会の中で、日本の国家・地域・企業・社会活動の第一線を担うリーダーは、いかなる理念と視座に基づいて公共を統治し、社会を経営しているのかを学ぶ。
担当する上川教授によると、大阪大学は関西経済界や大阪府民の熱意と寄付とにより前身である大阪帝国大学が創立されたことから、実学重視の伝統を有しており、法学部でも、卒業生の法曹実務家が講義を担当する「ロイヤリング(紛争処理)」を国立大学で初めて開講するなど、学問の社会的実践を意識した教育を行ってきたという。「本講義もその系譜に連なるもので、国家・地域・企業の現場で奮闘されてきた方々の話を聴き、それを踏まえて議論を行います。このことを通じて、社会の実相を学ぶとともに、現場での課題を解決するために必要な能力とはどのようなものなのかについて考えていきます」とコメントしている。
<社会連携講義「国家・企業・地域の現場から」登壇講師>
(五十音順、敬称略)※松下政経塾卒
伊崎大義(北九州市議会議員)※
井戸正枝(衆議院議員)※
加藤政徳(人の森株式会社 代表取締役)※
白井智子(株式会社こども政策シンクタンク 代表取締役)※
鈴木康友(静岡県知事)※
田辺信宏(前静岡市長)※
樽床伸二(元総務大臣)※
津賀一宏(パナソニック ホールディングス株式会社 特別顧問)
橋川史宏(一般社団法人ツーリズムみはま 理事)※
福山哲郎(参議院議員)※
前田正子(甲南大学 マネジメント創造学部長)※
前原誠司(衆議院議員)※
山田 宏(参議院議員)※
渡邊祐介(株式会社PHP研究所 取締役)
参考:【公益財団法人 松下幸之助記念志財団 松下政経塾】【大阪大学×松下政経塾】社会連携講義「国家・企業・地域の現場から」開講|法学部生が国家経営を学ぶ
