九州大学共創学部は英国スコットランドのグラスゴー大学社会・環境サステナビリティ学部と共通の教育課程を開設するジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)を2028年10月からスタートさせる。国立大学の学部レベルでは国内初で、世界規模で社会や環境の持続可能性に貢献できる人材を育てる。
九州大学によると、JDPプログラムは日本の大学と海外の大学が共通した教育課程を設け、修了すると両大学連名の学位を取得できる。今回のJDPプログラムには「九州大学・グラスゴー大学国際連携学科(仮称)」の名称をつける。
定員は両大学5人ずつの計10人。学生は1年次にそれぞれの所属大学、2年次にグラスゴー大学、3年次に九州大学で学び、4年次に研究テーマに応じて修学先を選ぶ。フィールドワークを通じてさまざまな環境問題を学び、その解決に挑む。なお、2026年3月24日時点の検討案では、授業料は入学した大学の授業料を収める(授業料相互不徴収)としている。
グラスゴー大学社会・環境サステナビリティ学部は自然科学と人文・社会科学の知見を融合して環境問題の解決を探る、ヨーロッパでは非常に珍しい学部。九州大学共創学部も自然科学と人文・社会科学の枠を超えて学び、社会課題の解決に挑む学部で、共通点を持つ両学部が連携して社会や環境の持続可能性に貢献できる人材を養成する。
グラスゴー大学はスコットランド最大の都市であるグラスゴー市に本部を置く国立大学。1451年創立の歴史を持ち、イギリスの名門研究大学グループ「ラッセル・グループ」の一員として知られる。これまでに、ノーベル賞受賞者を8名、イギリス首相を2名、スコットランド首相を3名、王立協会フェローを10名、英国学士院フェローを11名輩出している。