九州大学大学院医学研究院と医療機器開発のジャパン・メディカル・カンパニーは、個別の腫瘍を高精度に再現し、多様な手術方法の検討や手技のトレーニングに活用できる次世代医療模型プラットフォーム「博多モデル」の共同研究に入った。
ジャパン・メディカル・カンパニーによると、共同研究には九州大学大学院医学研究院から脳神経外科の吉本幸司教授、空閑太亮講師らが参加した。ジャパン・メディカル・カンパニーの精密医療用立体模型「KEZLEX」を基に、腫瘍と神経、血管の位置を極めて高い精度で再現し、特定の症例に対して高度なトレーニングを可能にする。
脳神経外科ではこれまで、特定の患者の複雑な腫瘍や病変を執刀医とそのチームが一度の手術でしか体験できなかった。博多モデルを使うと、この一度の体験を他の医師が何度もトレーニングでき、手術の確実性を高めることができる。さらに、医療スタッフが多角的な視点から手術方法の検討を進められ、合併症のリスクを低減した方法を見つけやすくなる。
九州大学の吉本教授は「解剖モデルと腫瘍モデルを統合し、手術計画と教育を同じ基盤上で高度化するのが目的。個々の症例で異なる腫瘍の形状と神経、血管の位置関係を把握し、リスク予測も可能になる」とのコメントを発表した。
参考:【PR TIMES】「一度きりの手術体験」を、共有・反復可能な「手技トレーニング」へ。個別腫瘍を再現した「博多モデル」開発の共同研究を開始

